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「建築聖」ウィトルウィウス
「ウィトルウィウス的人体図」 株式会社学芸図書刊「建築家レオナルド」より掲載

建築聖ウィトルウィウスとグランドデザイン・コンテストの趣旨

レオナルド・ダ・ヴィンチの著名な「男子の像」は、紀元前1世紀に実在した「建築聖」とでも言うべきウィトルウィウスの「人体図」を参考に彼の没後約1500年後にレオナルドが描いたものです。ウィトルウィウスの大きな業績は「古代からローマ時代の初期迄の建築」の集大成である「建築について」(又は「建築十書」)の著述です。この「建築十書」は初代ローマ皇帝オクタウィアヌスに献上されました。レオナルドと「建築聖」ウィトルウィウスの出会いは、15世紀になりイタリアのアルベルティにより「建築十書」が翻訳され、この書物がルネッサンス期の建築界のみならず社会全体に多大な影響を与えた結果で有ると理解されます。
ウィトルウィウスが「建築十書」で述べているのは「建築に於いて最も重要な事は『堅牢性』と『快適性』である」と言う主張です。
この『堅牢性』は「建築の耐久性」とも考えられ「建築の経済性」や「環境負荷の低減」にも通じます。『快適性』は「環境好適性」や「アメニティー」に通じ、「建築聖ウィトルウィウス」の主張は正に当グランドデザイン・コンテストの趣旨にも一致します。

グランドデザイン・コンテスト実行委員会


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